カテゴリ:働き方



2021/11/03
自分がTwitterを始めるとは思わなかった。コロナ禍に突入し、政府や自治体の対策が進まないことに閉塞感を感じ、この閉塞感を解放できる場が急に欲しくなった。それでTwitterを始めたかというと、そうではない。閉塞感の解放とともに、まず今までの自分の生き方を公開する場が欲しくなった。そこで、このホームページを制作することにした。...
2021/07/22
出身大学で年に1回、特別講義を担当している。大学時代に所属していた研究室の先輩が大学に残って教授になった。その先輩から毎年、依頼が届き、それを引き受けている。頼まれなくなったら終了だな、と思っているが、今のところ10年ほど続いている。...
2021/05/01
春は企業の研究所にも新入社員が加わり、何となくフレッシュな気分になる季節である。一方で、同じ職場で働いていた研究者が突然、新たな環境を求めて研究所を去っていったりする季節でもある。同じ職場で働いた人が去っていくことに寂しさを感じますが、今の時代、一つの会社で終身勤め上げるのが美しいというような価値観はもうないので、批判的な気持ちにはなりませんよね。一度の人生なので、自身がやりたいと思うことにチャレンジすれば良いですよ。 ポンさんも転職のための面接を受けたことがあります。大学の教員の募集に応募して面接を受けました。大学の教員になれば「先生」と呼ばれるので、気分良く人生が送れそうだし、また若い人達と接する機会が多いと自分も若い気持ちでいられるかな、と思ったのが応募の動機です。一般企業の研究者は博士号を持っていても「先生」とは呼ばれませんから。知り合いの大学の先生に仕事の内容を尋ねると、「結構、気苦労も多いよ」と言われるので、まあ、どんな仕事でも良い面もあれば悪い面もあるということでしょうね。 いずれにせよ、見事に、ポンさんは全ての面接で不合格だったので、転職せずに現在に至っています。まあ、「先生」向きの人間ではない、ということですよ。格好良く言うと、考え方が斬新すぎる、先鋭すぎる人ということですね。一般的に言うと、「変な人」なのでしょう。
2021/04/17
研究者に適齢期はないと思います、と書きましたが、研究がいくら好きでも、永遠には続けられないですよね。つまり、私達には寿命というものがあるので、研究ができる期間は有限というわけです。身近な人が亡くなったりすると、その時は、自分が持っている時間が有限であることを認識します。ですが、しばらくすると有限であることを忘れて行動していますよね。それが人間なのでしょうね。今日が最後の日でも自分は同じことをするだろうか、とスティーブ・ジョブズは自問したと言われていますが、この問いを習慣づけるのは難しいと感じます。 2018年6月9日に東海道新幹線の車内で殺人事件が発生しましたが、ポンさんは事件が起こった車両の隣の車両に乗っていました。突然、血まみれの女性がポンさんの乗っていた車両に逃げこんできました。何が起こったか理解できず、品川駅から犯人が逮捕された三島駅までの乗車は生きた心地がしませんでした。このような目に遭うと、自分が好きなことをやって生きないとな、と思います。でも、気がつけば、意味があるのか無いのかわからないような仕事を引き受けていたりするのですよね。人のサガですかね。
2021/04/03
難しい理論が理解でき、研究開発に応用できるのは30代後半ぐらいまでが限界で、それ以降は脳の機能向上が頭打ちとなって新しい研究アイデアが出てこないのでは、となんとなく若い頃に感じていた。つまり、研究者の適齢期は10代から30代後半までが研究者の適齢期、という考え方です。長く活躍した研究者が、主に若い研究者を指導する立場になるのは、このような事情があるからかな、と。 今、それなりの年齢になって、研究者の適齢期30代後半まで説は間違っているなと感じます。若い頃は、ある特定の研究分野の研究に没頭する、難しい理論に取り組むという感じで研究を進めることが多いと思います。一方で、長年研究を続けていると、複数の研究分野の知識が蓄積されてくるので、複数の研究分野の境界に位置するような内容の研究開発が行えるようになります。つまり、年齢に応じて取り組むことが可能な研究対象、研究内容というものがある、と思うのです。なので、50代でも、60代でも、70代でも研究は続けられる、と今は思っています。何かの機会に、他の研究者がどのように感じているか聞いてみたいところです。
2021/03/07
コロナ禍で研究者の働き方は変わったのかというと、変わった方が多いのではないかと思う。実験を主に行う研究者の場合、職場の実験装置を使う必要があるため、働き方はさほど変わっていないかもしれません。一方で、ポンさんのようにデータ分析やコンピュータシミュレーションを主に行う研究者の場合、在宅で仕事をする方がかなり増えたと思う。在宅で仕事をするようになり、家族と過ごす時間が増えたことを喜んでいる声を、数人の若い研究者から聞きました。また、時間で拘束されなくなったため、昼間の時間を健康増進に活用できて健康になった、という声も聞きます。いずれにせよ、生活を楽しめる方向に働き方は変わったとポンさんは思っています。平日の昼間の風景を、リラックスした気分で見れるようなことは、今までは無かったですね。アフターコロナでも、充実した人生が送れるような働き方が続けられる社会であれば良いのですが。