研究者

- Researcher -

けんきゅうの研究所 Research Lab.:研究者

未知の現象の解明、新たな方法や新たな解釈の提案などの研究活動に取り組んでいる人のこと。研究者になるために特に資格は必要ないので、自身が研究者と名乗れば、誰でも研究者になれます。大学や国の研究機関に属する研究者、一般企業の研究者は研究活動でお金を稼いでいるので、プロの研究者です。

 

研究者が怪しい人なのか、というと、ほとんどの研究者は怪しくありません。ただし、風貌が怪しい人、行動が変な人の割合は、人類全体のそれよりも多いかもしれません。自分の見た目に無頓着で、ファッションに興味がなく、ヨレヨレの服を着ている、研究のことを考えながら行動しているので何もない所を凝視している、などで、怪しい人や変な人に見えることはあると思います。また、研究者は、怪しい人、変な人と言われることを喜ぶ傾向にあると思います。特殊な能力を持つ特別な人と見られたい、という願望が心の奥底にあるのですかね。

 

研究者=変な人であることを前面に出した活動として、京都大学の京大変人講座があります。「京大では変人はホメ言葉です」と謳われており、真面目な人と変人が共存する社会をめざし、変人講座をスタートしたとのことです。面白い活動ですよね。また、一般企業にも変人という言葉を含む名前で活動を行っているものがあります。日立返仁会というもので、現在は「変人」ではなく、「返仁」という漢字が会の名称に使われています。当初は、日立変人会だったのですが、社外の会場で変人会という看板を掲げていると変な目で見られる、「日立変人会の皆様」と呼ばれるとばつが悪い、という理由で変更されました。漢字を変えても呼ばれるときは、どちらの感じかわからないですけどね。

 

ポンさんは、怪しくない、変ではない部類に属する研究者だと自分では思っています。この人はおかしな人かな、と受け取られる可能性があるとすれば、大きな橋などの大型の構造物を見ると、溶接されている箇所やボルトが使われている箇所を凝視してしまう、という癖があるということですかね。構造物の強度に関する研究を長年行っているので、どうしても構造物の弱点である接合箇所が気になるのです。これは機械系の研究者やエンジニアのあるあるだと思います。以前、俳優の窪田正孝さんがボルトに惹かれるということをテレビで言われていたと記憶しています。窪田さんは工業高校出身で車好きなので、ボルトにワクワクされるは不思議ではないとポンさんは理解できますが、機械に興味がない人にはなかなか理解が難しいかもしれませんね。