本人の研究開発能力、技術力は低いが、口が達者な人のこと。ある事ない事をペラペラと大きな声で発表するのでスピーカーと呼ばれています。褒め言葉ではないので、本人に向かって「〇〇さん、スピーカーですね!」と言ってはいけません。
スピーカーは、研究開発能力、技術力はさほど高くないため、話の内容を良く聞くと当たり前のことを言っていることが多いです。また、口下手な人も多い研究者、エンジニアの中で、スピーカーは上長や初対面の人とのコミュニケーション能力に長けているため、上司や外部の人達からの評価は高い傾向になります。一方、研究開発能力、技術力が高くないため、同僚や後輩からの評価は低い傾向にあります。
またスピーカーは上司からのウケが良いため、間違って管理職のポジションを与えられる場合があります。その場合、上司となったスピーカーはある事ない事を部下に吹聴すため、部下は上司の言葉を信じられず、苦労します。加えて、スピーカーの上長も尻拭いに奔走する羽目になり、苦労します。ちなみに、スピーカーは自分のことをスピーカーとは認識していないことが多い、という特徴があります。